早漏だとセックスを充分に楽しめないのでしょうか?
いいえ、そんなことはなく工夫次第でセックスを楽しめます。
工夫の仕方はさまざまですが、基本的な考え方は大きく分けて2つあります。
射精までの時間を長くするか、短くても良いセックスを行うかです。
前者は根本的な解決法で、後者はセックステクニックのひとつです。
射精までの時間を長くする方法(体位)
射精をコントロールするにはある程度のトレーニングが必要ですが、
セックスのおいては体位などを変えることでも多少の防止対策にはなります。
男性が腰を動かしやすい正常位はもっとも射精しやすい体位と言われています。
つまり、早漏男性にとって「正常位」は最も避けるべき体位なのです。
反対に、射精しにくい体位は、主に「対面座位」だと言われています。
この姿勢は、自律神経の交感神経と副交感神経がニュートラルな関係を保つため、興奮が抑えられて、射精のスイッチが入りにくくなります。
また、腰を激しく動かしづらい体位ですので、射精に突進してしまうこともなく、ゆったりとペニスによる膣への愛撫を行うことが可能です。
(アダム徳永著「たった3分からの大逆転」より抜粋)
対面座位は垂直姿勢により交感神経が抑えられ、
かつ腰を振りにくいことから、早漏を防止できる体位なのです。
セックスを長持ちさせたいときは、体位を少しずつ変えてコントロールしてみましょう。
他にも、射精しそうになったら挿入をやめる、動きを遅くするなどの方法もあります。
しかし、これらはオーガズムに向かって気持ちが高まった女性を萎えさせてしまうリスクがありますので、何度も行わないように気を付けましょう。
早漏でも楽しめるヒントはスローセックス
どうしても挿入時間が長く保てない方は、前戯に時間をかけてみましょう。
オーガズムを目的とせず、肌を重ねること自体を楽しみます。
これはスローセックスで用いられる考え方で、挿入の時間は短くても構いません。
長い時には1度のセックスで数時間も楽しめるようになる人もいるそうです。
実は、多くの女性はスローセックスを好む傾向にあります。
肉体的な快楽よりも、精神的な充足を好むことが多いためです。
もしかしたら、早漏に悩む男性が必死になって改善に努めるよりも、ゆったりとした営みにチェンジした方がお互いに満足できるようになるかもしれません。
オーガズムまでの時間が早くても、工夫次第でいくらでもセックスを楽しめます。
セックスにおいて大事なことは、まずはお互いに楽しむこと、それが大切です。
それによって精神的なストレスが軽減し、早漏が改善に向かうこともありえます。